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関数って?
プログラミングをしていると同じ処理を何度も記述しなくてはならない場合があります。
そんな時につかえるのが関数です。関数は処理をまとめて何度も使うことが出来るので、長くなったコードを省略して書くことにも使えます。
関数の書き方
関数を使うためには宣言と定義を行う必要があります。
宣言はmain関数の前に行う必要があり、型名 関数名(引数);
と書きます。
定義は宣言の後に書く必要があり、型名 関数名(引数){処理}
と書きます。
#include<stdio.h>
int sum(int a,int b);//関数sumの宣言
int main()
{
int s=sum(2,3);//関数sumの返り値を変数Sに代入
printf("s = %d\n",s);//変数sを出力
s=sum(10,100);//関数sumの返り値を変数Sに代入
printf("s = %d",s);//変数sを出力
}
int sum(int a,int b)//関数sumの定義
{
//ここに処理を書く
return a + b;
}
//実行結果
s = 5
s = 110
上のコードにある、関数sum
は、int型を二つ受け取り、その和を返す関数です。
関数の返す値は、return
の後に書いた値になります。
void関数
返り値を設定しない関数をvoid関数と呼びます。
返り値を設定しない場合、関数の宣言の返り値の型をvoid
にします。
void関数のreturn
は通常の関数と同様に関数が終了しますが、return
の後に値を書くと、返り値を設定していないためエラーになるので注意しましょう。
#include<stdio.h>
void sum(int a, int b);//関数sumの宣言
int main()
{
sum(1, 1);//1+1を出力
sum(3, 10);//3+10を出力
sum(22, 11);//22+11を出力
sum(13, 12);//13+12を出力
}
void sum(int a, int b)//関数sumの定義
{
printf("%d + %d = %d\n",a,b, a + b);//a+bを出力
return;//値は書かない
}
//実行結果
1 + 1 = 2
3 + 10 = 13
22 + 11 = 33
13 + 12 = 25
宣言と定義を同時に書く方法
関数の宣言と定義を同時に書く方法もあります。
関数を使う行より前に宣言をする必要がある点に注意しましょう。
#include<stdio.h>
void TestPrint()//関数の宣言と定義
{
printf("TestPrint");
return;
}
int main()
{
TestPrint();//宣言より後の行なのでエラーにならない
}
//実行結果
TestPrint
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